第43回 DXにより業務改善を。限られた経営資源を高付加価値業務へ①
今回はインターネットバンキングを全くされていない社長様にお勧めする内容です。
タイトルにありますように、中小企業は高付加価値経営を実現して収益性を高め、会社の利益や社員さんの給与をより大きくしていっていただきたい、そうすべきだと考えています。
そのための方法のひとつとして、最近取りざたされている「DX」というものを提案させていただきたいと思います。
DX(Digital transformation デジタルトランスフォーメーション)とは、企業がテクノロジーを利用して業務の改善を行うことです。
とはいっても、いきなり難しいことから始めるのではなく、まずは簡単で身近なところから業務改善をしてみてはいかがでしょうか。
それは本業からではなく、バックヤードからDXを取り入れてみるということです。
皆様は「インターネットバンキング」を導入されていますでしょうか?
基本料金がかかる、とか、セキュリティが心配、とかメリットが見えない、とか色々とあると思いますが、これは劇的に業務が改善します。しかも導入がとても簡単です。
インターネットバンキングは会社のPCから操作しますが
・取引の明細や残高を確認
・給与振込や総合振込
・税金の支払い
・定期預金の預け入れや解約
など、日常的な作業はほとんどできるのです。
その他にも入金があった時に通知をしてくれるサービスがあったり、振込予約(振込の日時を設定できる)ができたりもします。
窓口やATMに出向くことがほとんどなくなることでしょう。
銀行の往復にかかっていた時間や、銀行で待つ時間がまるまる不要になります。
現金の入金や出金はどうしても銀行に出向く必要はありますが、インターネットバンキングの導入を機にキャッシュレスを目指すという考え方もあります。
また、会計システムとの連携をすることができるようになります。
インターネットを通じて、取引データを自社の会計ソフトに自動で取り込むことができるようになるということです。
自動で連携するということは、作業時間が劇的に少なくなり、間違いがなくなるということです。
特に間違いは発見するのに時間がかかり、訂正するのにも時間がかかります。それが不要になるんです。
バックヤードのDX。第一歩としてインターネットバンキングを導入してみませんか?ということでした。