第40回 社長!まずこれをやってみませんか?~社員さんのモチベーションを高めるためにできること~
社員さんたちのモチベーションを高めて、もっと活き活きと働いてほしい、
そんなふうに思っておられる中小企業の社長様は多いはずです。
ただ、そのために何をすればいいのか?悩まれているのではないでしょうか?
給与を多く払ったり、福利厚生を充実させたり、休みを増やしたり、優しい言葉をかけてみたり。中には大金を使って評価制度を導入したりとか、研修に参加させたりする方もおられるようです。
ただ、お金をたくさん使ってしまう前に、すべきことがあるのではないかと私たちは考えています。
その「すべきこと」とは何か?
それは、会社としての方針などを明らかにすることです。明文化することです。
わが社の方針ややるべきことは社長の頭の中にはしっかりあることでしょう。
こう動いてもらいたいという理想もあることと思います。
ところが、それらが文章として明らかにされており、社員さんたちと共有できているかというとそうでもないようです。
言わなくても分かっている?本当にそうでしょうか。
夫婦や親子でも口にしなくては通じ合えないことはたくさんあるでしょうし、ましてや他人である社員さんたちには口うるさくいったとしてもなかなか分かってもらえないことが多いのではないでしょうか。
・会社の方針は?
・どうやってお客様に喜んでもらうのか?
・我々のあるべき姿は?
・どういう考え方でお客様に接するのか?
・具体的にどう行動してほしいのか?
・自社の強みや独自性を社員さんたちは知っているのか?
・そしてそれをお客様に伝えられているのか?
こういったことが明文化されて全社員で共有できているでしょうか?
ということです。
また、その会社の方針通りに働けているかどうかをチェックすることも大事です。
ミーティングなどで社員さんたち一人一人に向き合い、方針通りに働けているのであればしっかりと褒め、できていなければ指摘をする。
自分ができているかどうかは、意外と自分では分かりにくいようですよ。
ただ、気を付けなければならないのが個人の成果主義に偏った評価をしてはいけないということです。
会社の仕事は、個人ではなく全員で助け合ってするものだからです。
自分の数字さえよければいいという人間の集団は会社とは言えないと思っています。
どれだけチームプレーで行えているかどうかを重視されてはいかがでしょうか。
全員が一丸となって社長の考えた方針に従って仕事ができれば、きっと利益も出せるはずです。
それによって賞与の支給原資が確保されたのであれば、多くの賞与を支給することができます。
外部にお金を払って何かをするよりも、方針通りに頑張ってくれた社員さんに還元する方がよほど効果があるかと思います。
社員さんのモチベーションを高めるためには、会社や社長のことが信頼できることが必要不可欠だと聞いたことがあります。
自分は何をすればいいのかをはっきりと明示し、それに従って頑張れば給与という数字で報いてくれる、そんな会社になることができれば、社員さんたちからの信頼を得ることができ、それがモチベーションアップにつながるのではないでしょうか。
それには、当社が作成・運用をお勧めしている「経営計画書」がぴったりです。
ぜひともご相談ください。